製品定義：

フィブロインペプチドは生糸糸素蛋白質がデグラデーションされた後形成した水溶性のポリペプチド物質である｡その分子量は一般的に500－10000の間、水溶性が優秀、白い粉末、ニンヒドリン反応は陽性を呈する。

主要な指標：

項    目	フィブロインペプチド粉	フィブロインペプチド液
性状	白い粉末で、潮解しやすい	浅く黄色い液体で、嫌なにおいがない
鑑別	茚三酮反应呈阳性	茚三酮反应呈阳性
総窒素(%)	≥14.5	≥2.9
乾燥重量損失(%)	5.0
強熱残分（％）	3.0	1.0
固定含有量(%)		20
PH数値	4.5.0-6.5	3.0-7.0
平均分子量(Da)	500-30000	500-10000
鉛(mg/kg)	≤5	≤1
ヒ素(mg/kg)	≤1	≤0.5
水銀(mg/kg)	≤0.1
細菌の総数（CFU/g）	≤1000	≤1000
大腸菌群(MPN/100g)	≤90	≤90
病原菌(サルモネラ菌、赤痢菌、黄金色ブドウ球菌)	検出できない	検出できない

応用特性:：

(1)天然保湿、栄養皮膚、または皮膚傷口の恢復を促進する作用がある｡
    臨床証明により、糸ペプチドは肌のひび割れ、皮膚炎、掻痒、黄褐色斑の除去には良好な治療効果がある。蚕糸ペプチドは刺激性がなく、そして傷口の癒着を加速することができる。蚕糸ペプチドはほこり、ペイント、酸、アルカリという化学物質が皮膚に対する侵食と傷害を防ぐこともできる。従って、フィブロインペプチドを大量に含んでいるスキンケア用品をよく肌に塗ると、美容の効果及び数種の皮膚病を予防する効果をあげる。

(2)極めて優れたトリートメント機能
    フィブロインペプチドのトリートメント効用は主に髪の毛に対する吸収性と吸着性、成膜性、調湿保湿性に現れている。
    フィブロインペプチドはほかの加水分解蛋白（コラーゲン、膠蛋白、ゼラチン蛋白など)に比べると、最大の特徴は栄養に富んで、しかも頭髪に吸収されやすいというところだ。皮膚と毛髪はフィブロインペプチドに対する吸収が浸透作用に頼り、フィブロインペプチドの濃度が高くなると、頭髪がフィブロインペプチドの吸収量も相応に増加する。仮にダメージを受けた髪の毛の場合、低分子量のフィブロインペプチドに対する吸収と吸着の量がより多く、それに相応して、髪の毛に対するフィブロインペプチドの修復と保護作用がより明らかになる。
    分子量が500から2000の間であるフィブロインペプチドは、髪の毛に膜を形成させる性質が極めてよく、その膜は特有な光沢を有し、髪の毛の手触りがよく、弾性がある。X射線回折法は、糸ペプチドが形成した膜はβ型結晶であり、糸ペプチドが髪で形成した膜は髪の弾性と艶を増加できることを表明した。同時に、髪の定形剤として使用できる｡PVP、コラーゲン、澱粉類水溶液を糸ペプチドと比べれば、80%RHの湿潤な条件で、糸ペプチドを定形剤にすれば、髪が長時間良好な髪型を保持できる｡
    髪は水分を失ったら、乾燥になったり、枝毛したり、折れやすくなったり、脱落しやすくなったりします。フィブロインペプチドが髪の毛の表面に形成した膜は水分の過蒸発を防ぐことができ、天然保湿因子として、髪の毛の表面の小さな空間の湿度を調節でき、髪の毛を柔らかく、滑らかにすることもできる。